Q:私はいままで、全然と言っていいほど宝石に興味がありませんでした。でも、今年に入って2つも続けて宝石を買ってしまいました。ピンクパールと、パパラチアサファイアという宝石です。とっても高価なものでした。でも、正直この石が本当にこんなに高価な物なのかすらわかりません。この石について教えてもらえるとうれしいのですが。でも幸か・不幸かわかりませんがこの宝石を買ってからとっても宝石が大好きになりました。

 

A:ピンクパールについて

 

ピンクパールはコンクパールのなかのピンクのものを指すものと思われますので、以下にコンクパールについてご説明します。

 

コンクパールは、カリブ海やバミューダ島水域に主に生息するコンク貝が生み出す石灰質が凝縮したもので、非常に魅力的なピンクのものが多く、この色は絹状や波状に見える特徴的な「火炎構造」と呼ばれるものが適度に現れるとさらに良くなります。前世紀末に非常に人気を博し、1970年代終わりより再び人気が出てきています。コンクパールはジュエリーに適したサイズと品質のものは非常に珍しくコンク貝1万個に1つと言う報告もあります。

 

使用上の注意として、ピンクのコンクパールの色は長時間日光にさらすと遙かに明るいピンクになってしまいます。ジュエリーにセットされたピンクのコンクパールは、日常に着用するのではなく、イブニングジュエリーにする等の注意が必要です。

 

コンクパールは養殖や模造が非常に難しく処理されたものがないので本当に天然の宝石ですので大切にしてお楽しみ下さい。

 

パパラチヤサファイアについて

 

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                                                                         写真:「宝石2」世界文化社  刊

 

ピンクがかったオレンジ色のファンシーカラー・サファイアを、時にパパラチヤ・サファイアと呼ぶことがあります。パパラチヤとは、スリランカの言葉で「蓮の花」を意味します。G.I.A.(米国宝石学会)のラボの鑑別書にはパパラチヤ・サファイアの分類がありません。なぜなら、この色の判断には民族による習慣、個人による好みの違いなどの主観が入るからです。また、多くのパパラチヤ・サファイアは、加熱による色の改良が行われています。

 

自然のままのパパラチヤ・サファイアには、褪色してしまうものがあります。しかし、色が褪せてしまった無処理のパパラチヤ・サファイアを1時間余り太陽光線の下におくと、オレンジ味が戻ってもとの色になります。

 

ファンシーカラー・サファイアは、名称に左右されずに品質を考え、自分の目で見て本当に美しいと思うものを選ぶことが大切です。