Q:エステーとジュエリーのダイヤモンドの場合、カラットを、表示してほしいです。鑑定書にあるように、カラー・クオリティー・カット・カラットまで表示されていると、もっと、親切だと思います。

 

 

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A:カラット(石目方)については、ジュエリーに打刻のあるものは、表示します。

 

しかし打刻は、メーカーが入れたもので正確には確認することが出来ません。また欧米の一流ブランドは、中心の石が特に大きなものは除いて石目方は打刻しません。価値を左右するのは、美しさの程度と欠点の有無であって石目方の重要性は低いからです。

 

サイズからおおよそのカラットを知りたい方のため、次回のジュエリー講座で、主な宝石のサイズとカラットの対比表を掲載しますのでご確認下さい。

 

ダイヤモンドのグレード(4C)は、ダイヤモンドの特徴を表しますが品質に比例するものではありません。例えば、クラリティーグレードを決める不完全性は、個性をあらわすものなのか欠点なのかを見極めることが必要です。また同じJカラーで、レモンイエローのかかった美しいものと、グレイ味やブラウン味のものは、美しさが全く異なり、小粒のものは連鎖でその美しさの差が増幅されます。カラットは大きさの目安です。カラットに固執すると石全体が厚すぎるなど、好ましくないものを手に入れる恐れがあります。カットの面の大きさやプロポーションは、ダイヤモンドの輝きに個性を与えます。ジュエリーの構想によって最適なものは異なります。

 

ダイヤモンドの4Cはダイヤモンドの品質判定の補助の道具として必要なときにプロが使うものです。プロは4Cの情報だけでダイヤモンドを買いません。自分の目で美しさ・欠点を確かめて判断します。

ジュエリーに使われているダイヤモンドは、肉眼で見て美しいかどうか、10倍に拡大して欠点がないかどうかが大切なのです。数個のダイヤモンドが使われる場合は、輝きが揃っていてジュエリーの美しさが発揮されていることが肝要です。例えば、数個の0.3カラットサイズを使用したジュエリーでは、グレードがD VVSで揃っていることが本質ではなく、全体の輝きが揃っていることが大切なのです。

特に大粒の稀少性の高いダイヤモンドを別にして、ジュエリーのダイヤモンドに詳細なグレードを添付する事に本質的な意味はないのです。